代表ご挨拶

１号店の開店から16年になりました。銀座・神楽坂・京都・北海道・金沢と７店舗を展開する中で、私達がやっていることは、素晴らしい場所に素敵な空間を作り出す事。その空間で、朝・昼・夜の時間の変化をお客様に愉しんでいただくのが願いです。大切なのは、雰囲気だけではなく、質のよい器を使い、美味しいお料理や極上のお酒を味わっていただく「極み」も同じ。これまで自らが思った「どこかにあったらいいな」の店を生むことにより、今の様な店舗展開になったのかもしれません。すべての店舗において、お客様をお迎えする時の気持ちに変わりはありません。実業家やアーティストの方々、老若男女、国籍、性別も問わず、Parisのサロンのように、皆さまの社交に寄り添うことがモットーです。来訪者への心からのおもてなしは日常の疲れを癒やし、また、非日常の楽しさに触れていただくことで、世の中が少しでもHappyになる様なお手伝いが出来ればと信じています。こうして私達スタッフ全員が培った「おもてなしの文化」を、世界中にいらっしゃるお客様にご提供するためには、ParisやLondonそしてNewYorkへの出店も必然の流れと感じています。
まだまだこれからも「あったらいいな」を実現していく途中ですが、2015年にオープンした金沢『紋MON』、そして2018年に開業を目指す京都『六条河原院 紫』は、今まで個別展開していた、Bar・御食事・ギャラリー・カフェという業種を1つの館に詰めた複合店舗です。朝・昼・夜のどの時間でも「極み」を感じる集大成と言えます。
このような店舗を支えてくれるスタッフには、性別・年齢に垣根は作ってはいません。男女だけでなく、セクシャルマイノリティでも、リタイアと言われる世代でも。たくさんの経験を積んで、相手のことを思う事ができる方々は、社会にとって、そして私達にとっても大切な人財です。まだまだ元気で働ける途中で、退職になってしまうのは大きな財産を失うことです。これからは60歳以上のシニア世代方も多く雇用していきたいと思っています。
夢を求めて来店されるお客さま。私たちはいつも愛と感謝を持っておもてなしをしていきたいと思っています。もちろんスタッフ同士でも同じ。お互いに感謝ができる関係でありたいと思っています。そしてそんなスタッフの育成、社会を元気にできるような場所や空間のプロデュースと円滑な運営を続けるために、私自身もまだまだ修行中です。

株式会社　和敬
代表取締役
矢部　慎太郎